ヤフオクでとある事情により落札者が取引をキャンセルしたいと言ってくる場合があります。
この場合、出品者は落札者都合で削除(キャンセル)を行わないと落札システム利用料が請求されてしまいます。
キャンセルになったのに何も処理をしないとシステム利用料が請求されてしまうのでかなり大損してしまいます。
しかし、この落札者都合で削除をするタイミングによっては、落札者都合で削除してもシステム利用料が請求されてしまい場合があります。
落札者都合で削除するとシステム手数料はどうなるのか?
わかりやすく解説したいと思います。
Contents
落札者都合で削除すると落札システム利用料8.64%(税込)はどうなるのか?
まずは、落札システム利用料はどうなるのか説明します。
落札システム利用料は、落札価格の8.64%(税込)かかります。
例えば、10万円の商品が落札されたら8,640円の手数料がかかってしまいます。
落札額によりますが、かなり大きな金額です。
この落札システム利用料が、ヤフオクで主にかかってくる利用料です。
落札システム利用料が確定していない場合、落札者都合で削除すると落札システム利用料は請求されません。
では、落札システム利用料は、いつ確定するのでしょうか?
オークション終了日から前月16日~当月15日分の落札システム手数料は、翌月の1日に確定します。
引用:ヤフオク!ヘルプ – ヤフオク!の利用料のお支払いスケジュール
例えば、4月16日にオークション終了した商品の場合は、6月1日に確定します。
落札者都合で削除する場合、4月16日〜6月1日までに行わないと落札システム利用料が請求されてしまいます。
また、落札者候補がいる場合も、削除しないと請求されますのでその点も注意してください。
かんたん決済で入金済みの場合、どうなるのか?
かんたん決済で既に入金済みで落札者がキャンセルしたいと言ってくる場合もあると思います。
かんたん決済で入金済みの場合、落札者都合で削除することがシステム上できません。
かんたん決済の場合、入金した時点で落札システム利用料は、確定され、利用料を差し引いた分だけその都度、入金されるシステムになっています。
つまり、かんたん決済で入金済みのは、必ず、落札システム利用料がかかってしまいます。
かんたん決済で入金済みで落札者の都合でキャンセルする場合は、利用料を差し引いた額を返金しないと明らかに出品者側が損をしてしまうので注意しましょう。
かんたん決済以外で入金済みの場合、どうなるのか?
かんたん決済以外で入金済みの場合(例えば銀行振込など)、落札システム利用料が確定していなければ、利用料は請求されません。
「落札者都合で削除すると落札システム利用料8.64%(税込)はどうなるのか?」の章で説明した内容と変わりません。
この場合、入金済みのお金は全額返金しても問題ないです。
その他の利用料はどうなるのか?
落札者都合で削除した場合でも、オプション利用料と出品システム利用料は、請求されます。
オプション利用料とは、主に出品した商品を目立たせる目的で利用できるオプションです。
例えば、注目のオークションに設定してヤフオク内の検索上位に表示させたりすることができます。
詳しくは以下のページより。
出品システム利用料とは、特殊カテゴリーに対してかかってくる手数料です。
特殊カテゴリーとは、主に、自動車や船関係です。
殆どの人は関係ないと思うので気にしなくても良いでしょう。
落札者都合で削除できないときはどんなとき?
システム上落札者都合で削除できない場合があります。
まず、記事内で説明したかんたん決済で入金済みの場合は、落札者都合で削除できません。
次に、オークション終了日から42日経過している場合は削除できません。
この点も注意しましょう。
考察。このシステムは、ちょっと不親切かなと思う。
出品者としては、取引がキャンセルになったら、利用料は払いたくないです。
しかし、場合によっては、利用料を請求されてしまいます。
かんたん決済支払いの場合、必ずシステム利用料が請求されてしまうのは不便です。
例えば、発送して商品に不具合等があって、落札者が返品したいと言ってくることは、結構あり得る話です。
この時、かんたん決済支払いだった場合、必ず利用料が請求されるので、出品者または落札者どちらかが負担しなければいけません。
利用料はどうするのかでさらなるトラブルの原因にもなってしまいます。
また、利用料が確定してから、落札者都合で削除した場合、利用料が請求されてしまうのも不便です。
そうであるなら利用料が確定した時点で、落札者都合で削除できないような仕組みにしてほしいところです。
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